ルーブリックは、学習到達度を示す評価基準を、観点と尺度からなる表として示したもので、主に、パフォーマンス課題における学習者のパフォーマンスの質を評価するためのツールとして使用される。ルーブリックを用いると、評価者による評価の偏りを少なくし、明示された評価基準によってより細かな評価をすることができる。パフォーマンス課題のように、リアルな状況で知識・スキルを活用しながら取り組む課題については、パフォーマンスの質を判断する基準が評価者によって異なりやすい。また、できる/できないの二分では高次の能力を適切にとらえることができないので、「どの程度できるか」という段階的な評価によって高次の能力を捉えるべきである。そこで、評価者間で一定の信頼性を確保するために、複数の水準(レベル)を設けた評価基準として、ルーブリックが重要な役割を果たすことになる。

ルーブリックの作成箇所

Classroomでは、「授業」の中で1つ以上の評価基準をもったルーブリックを作成できる。本実証講座では、「パーマとワインディング」「クレーム対応」「主要用語日中対照」「美容日本語」の4科目について、授業とルーブリックを作成した。下記は、「パーマとワインディング」におけるルーブリックの作成例である。

「パーマとワインディング」におけるルーブリックの作成事例
「パーマとワインディング」におけるルーブリックの作成事例

ルーブリックの手順

ルーブリックは、「生徒」のほうでは作成できない。「教師」のほうで作成して、Classroomに設定することにより、「生徒」もそれを見ながら授業に臨むことができる。「生徒」は評価ポイントを理解した上で授業に臨むことができるメリットがある。
Classroomの「授業」では、生徒が課題に取り組んだ結果をベースに、「教師」がルーブリック上で評価して「返却」する。「生徒」はそのことによって、「教師」からのフィードバックをより具体的かつ標準的な形で受け取ることが可能になる。

「教師」と「生徒」がルーブリックを通じて交流
「教師」と「生徒」がルーブリックを通じて交流